今回はコロナショック~から現在にかけてのつみたてNISA運用状況を公開。
3月下旬に値を落とした後、世界各国では債券の買い入れや経済政策などに支えられて株価が上昇している。レムデシビルやアビガンなどコロナウイルスに対して症状の改善やウイルスの増殖を抑える薬が認可された事もあって、日本でも楽観ムードが漂い始めているのではないだろうか。
日経平均は3月19日に16,552円を記録してから乱高下を繰り返し、20000円台まで回復しているが、はたしてこのまま上昇相場が続くのか。
同じくNYダウも3月23日に18,591ドルを記録した後で、現在では23,685ドルまで回復している。
株価の推移に伴って、積み立てNISAの運用成績も一時的に30%ほど下落。
8資産均等型のファンドはボラティリティが小さく、新興国株式が大きく値下がりしている様子。
日本株は先進国・新興国と比べて、上昇時の幅も小さかったが、コロナウイルスの感染拡大が比較的抑えられている事もあってか、全世界株式と比べても下落率が少ない。
4月上旬には20%近くまで含み損が膨らんでいた。
4月中旬には株価の値戻り、新規買い付けも重なって約10%の含み損。
5月中旬には約8%程度まで含み損が減ってきている状況です。
積み立て投資に関しては、低水準の状態が続けば続くほど買付数量が増えるので、今回の下落が予想以上に早く戻ったのは少し残念だが、まだまだ状況は楽観視できないと思う。
2020年5月8日に公表されたアメリカの雇用統計では、失業率が14,7%と世界恐慌以降で最悪の数字となっている。世界各国でロックダウンを実施し、コロナウイルスを抑えるために一時的に外出を自粛している背景もあるとは思うが、経済が停滞しているのは紛れもない事実である。
リーマンショックの時には、2007年にアメリカの住宅バブル崩壊からサブプライムローン問題を始めとする金融危機が始まり、米大手投資銀行のリーマン・ブラザーズが約64兆円と米国市場最大の負債を抱えて倒産・その後、世界的な金融危機へと繋がり、製造業が打撃を受け、生産が落ち込んだ事でサービス業が停滞し、実体経済の不況が続いていった。
今回は人が動かなくなった事で飲食・小売り・観光やエンターテイメントなどサービス業が停滞、企業業績が悪化、金融市場への影響が広がっていくのではないかといった声も聞こえてくる。
世界3大投資家と言われるジム・ロジャーズは金融危機を予見するような発言をし、ウォーレン・バフェットもお気に入りの航空会社の株をすべて売却し、銀行関連株の売却を進めている。
偉人たちは過去の経験からこういった言動をとっているはずなので、まだまだ予断を許さない状況だと認識して今後の動向に注意していきたい。
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