今年も春がやってきた。北海道の冬は積雪があるのでウインタースポーツ・仕事や移動以外は基本インドアでの生活を余儀なくされると言っても過言ではない。そんな冬を超えて北海道の山菜採りは雪解けとともにやってくる
4/8 川汲方面 アイヌネギ情報
『 そろそろ山菜の時期だなぁ。』なんて思っていた春先に採りに行こうと声をかけられた。2022年の初陣は4/8 晴天の川汲。
2021〜2022シーズンは積雪が多く、雪が残っていたので出足は少し遅かった印象。だが気温が高く、山菜好きの間では今年は生育が早いとの声もちらほら聞こえてきていた。
冬場の積雪は多かったが、3月末から4月に入って暖かい日が続いたおかげで一気に雪解けが進んだ。
いつも思うけど春の山って歩いているだけでも気持ちがいい。
沢を進んでいくと、写真では確認しづらいサイズの新芽がいくつか出ていたが、まだまだ小さいのであまり採らずに探し続ける。
すると予想外のゲストと遭遇。
角が落ちている事はよくあるが、頭蓋骨付きは初めてだ。なかなか重みもある。鹿同士の喧嘩に敗れたのか、はたまた熊にやられたのか。
『まだ少し早かったかな。。』と思って散策を続けると、急斜面のあたりは雪解けが早かったようで群生しているスポットを発見。
生育のタイミングがあえば、斜面がアイヌネギで埋まりそうなスポット。
この日は金曜だったが、週末~翌週明けの10日~12日あたりが訪問のタイミングとしてはちょうど良かったのかなといった感じ。
今年の初陣は軽めの収穫となった。
このスポットは鹿やうさぎなのか、野生動物の糞がたくさんあった。ベストなタイミングで来れば、味やサイズもいいのではないかと思う。来年は逃さずに来たいところだ。
4/18 森町方面 アイヌネギ情報
10日後の4/18 今度は森町方面に別の山菜採り仲間と行ってきた。
こちらは川汲方面の沢とは違って、そそり立つ丘。こんなところでも生えてくるのだからアイヌネギってなかなかの強者だと思う。
こちらは国道に近いこともあり、野生動物の気配はあまりない。
登っていくと、頂上に近づくにつれて群生している。
川汲方面と比べると、生育が進んでいるわりには細めの印象。だが平坦な場所もあり、比較的容易に収穫できるのが嬉しい。
葉が開き始めており、『 少し遅かったかな 』といった感じ。
一枚葉は今後のためにスルー。三枚葉は花が咲いて種ができるのでスルー。二枚葉で開き始めのものをできるだけ選別して収穫していく。それと根から採ってしまうと二度と生えないので気をつけている。
この日は4月18日 水曜だったが15日あたりがちょうどよかったのかな。仕事やプライベートの予定、さらには天候との兼ね合いもあるので毎年ベストな日には当たらない印象。まぁ、多少ずれても美味しく頂けているので良しとしよう。
葉の大きいものは、ジンギスカンなど炒めて食べても美味しい。ジンギスカンのタレとも相性ばっちり。
保存用は軽く洗って冷凍するのと醤油漬けに。
醤油漬けは一か月近く経った今でも美味しく頂いています。
この時期を過ぎると葉が開いて大きくなってくるのでアイヌネギは終了。雪の多い地域だと5月くらいまでは採れるのかな。そろそろウドやシドケ、タラの芽なども採れ始めるので、次回はそのあたりを紹介できればと思う。
去年、一昨年と採取中に根から採ってしまったものを裏庭に定植している。生え始める時期の観測もできるので便利だし、庭に生えてくると単純に嬉しい。山で採れるものと違って匂いや味が薄いと聞くがもう少し大きくなってきたら食べてみよう。
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